2023.02.13
ハピつづこと「ハッピーエンドの続きは、」のがんばったところや工夫したところをメモる記事です。
ストーリー
本当に久々の新しい話でした。最後が寺だとすると3年前…?
読み切りという意味ではほとんど初めてだったかもしれません。
普段いかに描きたいときに描きたいところだけ描けるキャラに甘えて描いているかというのをビシバシガリゴリ痛感いたしました…

初期の3人。
元ネタは4,5年前のメモで、同窓会と高校時代のエピソードを行き来する構成でした。
お互いが「泰村さん」とくっついたと思っている男2人が、実は譲り合っていたと知って…という話。


実は譲り合っていたと知って…どうなったらいいんだ…?というところから一生抜け出せなかったのと、
27歳の成人男性という生き物は仕事とか将来とか他に悩みが多すぎてどうもうまくまとめられなかったので、
結局高校時代だけにフォーカスして今のハピつづになっていきました。
今思うと他の悩みはほっといてタイムスリップくらいの勢いでその頃に酔わせてもよかったかも…
高校学園祭より面白い流れなんか無限にあったような気がしてしまいますが、うーーん実力不足ですね!!
今回も高校生のヒリヒリに甘えてしまいました。青臭くない恋も描けるようになりたいな…
先述したメモがあったおかげで話の流れは決まっていたのですが、
メモがあったせいでここから抜け出せずいまいちこう他の展開が考えられないというか、
頭が固いままズルズル悩む時間が長くなってしまいました。
最終的にかなりカットして、かつ薄い部分を補完してなんとかまとまったのですが
最初の頃とか本当に話がブレるような枝葉のところにページを割いて
割と大事なところを数コマで終わらせてあったりしたので本当に…怖いですね。

新井が小説読んでもらう機会をサトにもらった、みたいなシーン。協力する理由にしたかったんだろうけどなくても全然いい。

現・俺ってなんもねー!のシーン。1ページ1コマ使ってないでもうちょいアレしろ!!
他にもやっちゃんへの告白シーンを秒で終わらせたりしていました。オーーイ!!!!!!
新井さんみたいなちょっと癖のある思考の奴を最初の段階でけっこう詰めてしまったのがよくなかったかも…
決まっている(と思いこんでいる)ストーリーと彼の考えとをかけ合わせて、
辻褄が合わないところを細かい話で説明する…みたいな積み重ね方をしていたのですが
この頃の間延び感といったら目も当てられないですね…。体感150ページ。
いつも青ハや寺がいて、彼らに起こった出来事を装飾してどうこうする…みたいなことが多かったので
新規のキャラクターに無理やりこれをやっちゃったのがよくなかったですね。
話の可能性とかキャラクターの行動をできるだけ自由に放っておくの忘れないようにしなきゃな…と思いました。
新井の毒親をやめたあたりからサトが自由に走り出してラストの盛り上げが決まっていきました。
本当にすみませんでした。

服装メモ
普段は人間を描いているので、らくがきや企画を除くと初めての獣人漫画でした。
キャラデザや細かいところはもうガバガバの初心者でお恥ずかしい限り…手とかほんとにね。バレるよね色々が。
でもヒトだとなかなかポップになりにくいところが柔らかくなったり、モブで遊べるのがすごく楽しかったです。
性格が滲むような見た目は人間のときでももっとできるようになりたいなー!
つい小綺麗な人間ばかりになりがちです。



ver.ヒト。序盤とかはヒトで描いてもケモノで描いても成り立っていたのでキャラデザ甘いか…!?と焦ってました。
無事ヒトに”擬人化”感出て安心。。
だいぶ後ろ向きな反省を書き連ねましたが、
読んでくださった方からは1周目から2周目への繋がりを褒めていただけることが多く本当にうれしかった!
ストーリーに悩まされた分ストーリーを褒められるうれしさも知ってしまったので、またズブズブと沼に沈みそうです…
時間を伴う心情変化が好きなのでゆっくり積み重なるシリーズ物は読むのも描くのも大好きなのですが、
短編にしか出せないアトラクションのような楽しさもめちゃくちゃ良いですね…反省点も山積みなのでまた挑戦したいです。

悩みの痕跡。>>おもしろい<<とか言っててすみません。真ん中…真ん中…
キャラクター

やっちゃんのことかなりしばらくスナネコだと思ってた。耳大きいのはフェネックでした…
ちょっとだけ各キャラの話も!
サト

青ハで「恋愛を…描けるようになるぞ…」と息巻いて早10年、ちゃんと真正面から告って振られたのはサトが初めてのような気がします。
実のところ自分は(仲良くもないのに横入りしてきて何を勝手に波風立ててんだ…)という気持ちで見ていたので、登場人物としての好感度がもう心底かなり超不安でした。
結果的に読んでくださった方にはすごく応援してもらえて本当に良かった…。
サトからしたらどう感じるかな~みたいなのを考え出した頃にはネームもかなり終盤だったのですが、それを始めた途端に話のパーツが繋がって一気にストーリーとしてまとまっていったのでびっくりしたのを覚えています。君…主人公だったのか!
自分なんかは再演の舞台上でスッと諦めればいいんじゃないかな…と思っていたんですが(凡人)、やっちゃんに気持ちを伝えるのもやめないし新井のセッティングの「お返し」もやりたいと言って走り出したのは確かに彼でした。凡人の紙の上で動いてくれてありがとう…

ネーム上手くいかなさすぎて「人間じゃないからか…?」とヒトにして描いたりしてました。ふつうに関係なかった
感想をもらうたびにあらためて彼が主役だったんだな…と気付かされます。
書き手がこんなに気づくの遅くていいんだろうか。本当にすみません。
尊敬しているキャラクターです。
新井

描けなさすぎて練習らくがきがダントツで多い
草案の段階では今と違って同窓会の話だったのですが、そっちだとどちらかといえば新井が主人公でした。
なので新井目線で物語を追う時間が長かったような気がします。
年の割に落ち着いてるな~とも思うのですが、なんか割とただの変わり者というか無自覚な人なのかもしれない…
恋を自覚したのもサトより遅いしサトのおかげなのでお前に2年分のマウントを取る資格はないね。
ただ、シナリオ選びにはじまり基本的に泰村さんの気持ちを尊重して動くあたりは自覚がないからこその余裕かな…と思ったりしました。
相手のことが好きだというのは相手を思いやる上でなんと邪魔な感情なのでしょうね…everytimeいっぱいいっぱいだった里田くんが偲ばれます。
怒られたくない挙動といい、損得の数え方というか自意識が不思議なところにある人ですね。あんま心を動かしたくないのかな?背の高い人の考えてることはわかんねえな。
大人になるほど子供っぽくなるタイプじゃないかなと思っています。同窓会の話だった頃はそういうとこを描いてみたかったんだけど、全然恋愛じゃなくなったのでボツになりました。いや~…今考えてもボツで良かったと思います。

初期メモ。「新井」ですらなかったね
disがすぎましたかね…公開告白にまつわる応酬とかね、新井さんかなり温厚で偉いなと思います。なんなんサトって私は思ってたよ。
泰村さん

毎度ヒロインは読み手に嫌われたらおしまいなので本当に緊張します…特に今回は窓破壊属性だったので…
そもそもが「泰村さん」を好きな二人の会話劇、というアイデアだったので、泰村さんってどういう人なのかなというところから今の話の大元ができあがっていきました。
まさかそんなに新井が好きだなんて全然知らなかったよ。やべ!と思って新井さんも初期よりかなりクールガイに進化しました。

こういうメモ載せるのちゃんと恥ずいね!
新井の話をしているときの表情を3割増でかわいく…したかったのですが、泰村さん自体が難しすぎて達成度がだいぶ低かったですね…
男子2名がワサワサやってるので埋もれてしまいましたがやっちゃんもサトに負けないレベルでしっかり恋愛中だったので、そこをわかりやすく出せていたらもうちょっと中盤が面白くなったかもしれない。ガチ反省を今やらないことだ。
慣れない役回りで全部空回る感じとか裏目に出る感じとかってちょうどサトとシンクロしてて、どっちかが舞台から降りそうになったらどっちかが引き戻してくれていたので良いペアだったなあと思います。
サトに見せる笑顔や話もまた新井には向けることはないので、恋愛という形ではないけどサトのことも特別なはず。
そこもちょっとわかりづらかったよな…ガチ反省をやめてね…
新井のどこが好きなんでしょうね。背高いからかな。優しいからか。勝手にやってくれ!
画面作り
まだ喋んのかよ!
本当に反省点まみれな(でも気に入ってます!読んでくれた方も本当にありがとう おかげでより気に入っています)ハピつづですが、唯一画面作りだけはちょっと成長したのでは…!?と思うけどどう!?あんま変わんない!?

青ハ3巻9話(2021.9)← →ハピつづ p.5(2022.9)
変わんない気がしてきた!
でも並べると青ハちょっと読みづらくないですか…?どうだろう。
大きく意識したところとしてはコマ枠と吹き出しの線の太さと幅の広さ、
あと顔のジャンプ率(サイズの比率の振れ幅)です。
青ハはそもそも線画の線がほっっっっっっっっっそいので、それも読みづらさに拍車をかけてる感じもありますが…。
線の太さ系は作画コスト下げるためにやったことなのですが、
結果的に見やすくなったし作画コストも実際下がったし良いことづくめでした。
過去のいらん総作業時間を呪いつつ今後に活かせたらな…と思います。
でもハも寺も急に変えるのもマズいんだよな…ハ~…

p.14
顔のジャンプ率も…これはほんとに気をつけないとどんどん引きになっちゃう癖があるのですが、ようやくちょっと脱せたかも!
原因は人の顔がバン!ってなってると描いてる自分が描くときにウッ!ってなってしまうからだったのですが、
今回動物なので圧が低かったのがよかったのかもしれません。すみません意味分かんねえね。
今回今までになく表情がよかったと言ってもらえてとってもうれしかったのですが、
作画というよりもこのコマ割がかなり後押ししてくれた気がしています…
あとちょっと気をつけきれなかった点としては吹き出しが小さすぎるところですね…
これはねえ、商業漫画を読んでて気づいた…先程載せたド汚ネームとかもそうなのですが、ラフ時点でもう小さく描きすぎ。
単純に字を探しづらいので気をつけたいです…

今度こそ締め!
大昔に内々で主催したこともありましたがこういう形のアンソロジーに呼んでもらうのは初めてで、
特に今日まで自分が漫画を続けている理由と言ってもいいような、ものすごくお世話になっている方々が参加しているので
上述のネラネラした右往左往も含めかなりがんばった作品でした。締切は守ってない。すみません。
それにしても蓋を開けたら本当に…だからこの人達が理由なんだよな、とあらためて気付かされる圧倒的熱量の作品群で痺れました。
日々自信たっぷり唯我独尊超絶フリーダムに描いてるように見せかけていますが(見えてなかったらウケるね)、
玄狐の足跡さんと妙富みょうふさんの遊ぶように創作を広げるフットワークの軽さと世界観やキャラクターへの肯定的な視線、
そしてそれに付随して軽やかに駆け上がる技術や表現の深みに触れていなかったら今の自分はいなかったと思います。
というかもう…未だにその真似事をしたまんまですね!
届かないことこそが気持ちいいと思うくらいに一生憧れたままだし、良いものに打ちのめされるHAPPYをあらためて感じることができたので、今回のアンソロに手を抜かずどうにか1作品寄稿できて本当によかったです。
あっ今キモいやつ思いついちゃったから言っていい?
自分にとっての「とめてとまらぬ恋の道」はこの二人への憧れそのものかもしれません。
Foo~~~~~!!!背筋~~~~~~!!!
そんなわけでこれからもがんばります!以上だ!
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